データアダプタの構成(Vertica編)

2024年3月23日はじめてのWebFOCUS

前提

本手順は、以下を前提に記載しております。
構成可能なデータアダプタはライセンスにて規定されたデータアダプタのみです。

  • OS:Windows Server 2019
  • WebFOCUS バージョン:9.0.3
  • Vertica バージョン:12.0.2-0
  • Vertica JDBCドライバ:vertica-jdbc-12.0.2-0.jar

事前準備

WebFOCUSからVerticaへは、JDBCドライバを使用して接続を行います。
また、WebFOCUSでJDBCドライバを使用したデータベース接続を行うには、WebFOCUSのjscom3というプロセスが動作していなければなりません。
そのため、事前準備として以下を実施します。

jscom3の動作確認

[WebFOCUS Hub]にて
[管理センター] -> [サーバ管理] -> [サーバワークスペース] の [ワークスペース] -> [Java サービス] -> [DEFAULT] の右クリックメニューより[エージェント]をクリックし、「ステータス」が active となっていることを確認します。

Vertica JDBCドライバの任意ディレクトリへの配置

WebFOCUSサーバ上の任意ディレクトリにJDBCドライバを配置します。

配置例
C:\ibi\jdbc\vertica-jdbc-12.0.2-0.jar

ご利用いただくJDBCドライバのバージョンに関しては貴社Verticaのサポートベンダーにご確認ください。

データアダプタ構成手順

WebFOCUS Hubに管理者ユーザーとしてログイン

アクセスURL:
http://サーバ名/ibi_apps/

ログイン後、[アプリケーションディレクトリ]を表示します。

Verticaアダプタの構成

[アプリケーションディレクトリ]の[データの取得]をクリックします。

[データの取得]の[新規アダプタの追加]をクリックします。

[データの取得]の[Vertica]の右クリックメニューより[構成]をクリックします。

[Verticaの構成の追加]から接続情報を指定し、[構成]ボタンをクリックします。

設定概要
接続名データアダプタの名称
※半角英数字で指定
URLVerticaのJDBC URL
指定例:jdbc:vertica://xxx.xx.xx.xx:5433/VMart
セキュリティExplicit
※デフォルト
ユーザVertica接続ユーザーID
パスワードVertica接続ユーザーのパスワード
IBI_CLASSPATHWebFOCUSサーバに配置したJDBCドライバのパス
指定例:C:\ibi\jdbc\vertica-jdbc-12.0.2-0.jar

Reporting Serverのサーバワークスペースの再起動

[管理センター] -> [サーバ管理] -> [サーバワークスペース] の [サーバアクション] から [再起動]をクリックします。
確認ダイアログは[OK]ボタンをクリックします。

疎通確認

構成したデータアダプタの右クリックメニューより、[接続テスト]をクリックします。

左記画面が表示されたら、接続テストは成功です。

備考

WebFOCUSではデータのアップロードやResource Analyzerのアーカイブ処理にデフォルトでバルクロードを使用しますが、Verticaに対してバルクロードを使用したい場合VSQLが必要となります。
※VSQLがインストールされていない場合、テーブルロードが実行されます。
そのため、必要に応じてVSQLのインストールとOSの環境変数PATHにVSQLのパスを設定してください。
※設定後はReporting Serverの再起動が必要です。