面倒くさがり屋必見！必要な情報を先取り取得！

2021年11月30日2024年3月23日サポぶろぐ

皆さんこんにちは！
株式会社アシストでWebFOCUSのサポートを担当しています児島です。

このタイトルを見てクリックしていただいた皆様、ありがとうございます🕺

この記事を見ている方は、少なからず WebFOCUS で開発を行っている中で
大変な思いをされているのだと思います。。

そんな皆さんの手間を少しでも無くしたい！
という思いでこの記事を執筆することにしました。

今回ご紹介するのは、ズバリ「site.wfs」というファイルです。

あまり聞き馴染みのあるファイルではないですよね。
実はこのファイルが手間を減らす救世主✨になりえちゃうんです！

そもそも「site.wfs」って何者？と思いますよね。

簡単に言うと、カスタム設定が記載されたファイルになります。

うーん、カスタムというのがいかにも手間減らしてくれそうですね～。

じゃあその「site.wfs」ファイルってどこにあるの？が気になりますよね。

「site.wfs」は、こんな深い所に存在しています。

¥ibi¥WebFOCUS82¥client¥wfc¥etc¥site.wfs

このファイルの内容は、管理コンソールからも確認することができます。

http://サーバ名/ibi_apps/admin

[構成]-[カスタム設定]をクリックです！

このカスタム設定に、テキスト入力で記載していくことになります。

では、このカスタム設定でどんなことができるのか、見ていきましょう！

WebFOCUSにログインしたユーザを変数で取得できる！

　まずはなんといってもコレです！

　WebFOCUS にログインしたユーザ情報を条件指定やレポートの見出しに表示させたい
　ということはありませんか？

　実はコレ、カスタム設定でできちゃいます。

　カスタムというと難しい気がしますが、そこはご安心を。😊

　以下の一文を追記するだけでOKです。

　これだけです！

　記載が完了したら、画面右下の「保存」ボタンをクリックした後、
　画面右上の「キャッシュのクリア」を忘れずに行ってください！

　追記が完了しましたら、早速レポートで確認してみましょう。

　以下のようなレポートを作成してみます。

　レポート見出しに先ほど「site.wfs」に記載した「&IBIMR_user」を指定しています。

　このレポートを実行すると・・・

　こんな感じで、ログインしたユーザが表示されました！

　＊ログインしたユーザを変数で取得する場合は、「&IBIMR_user」という
　　変数名が固定になりますので、お気をつけください！

え、これだけでは手間が省けてないんじゃないかって？？🤨

ご安心ください！！

まずは、「site.wfs」でカスタムできる機能の1つをご紹介しましたが、
本当に手間が省けるのは、次にご紹介する機能です。

毎回使用する処理を予めプロシジャとして用意しておける！

皆さんレポートを作成する際にこんなことはありませんか？

一時項目ならマスターファイルに予め作成しておくことができますが、
変数となるとそうもいきませんよね。

今回ご紹介する機能は、
「site.wfs」に予めプロシジャを指定することによって、レポート作成時に毎回実行してくれる！
というものです。

指定の仕方は簡単！

先ほどと同様に、「site.wfs」に以下を追記するだけです。

例)
_site_profile=\n-INCLUDE baseapp/sample.fex

　＊baseappフォルダの「sample.fex」を読み込むという設定です。

この設定を行うことで、レポートを実行する直前に、指定したプロシジャを実行してくれます！

ではどのような処理を行うのか見ていきましょう！

例えば、「sample.fex」に以下のような内容を記載してみます。

　＊上記は、EDIT関数を使用して、&YYMD(年月日)から「年」を抽出して、&NEN に格納しています。

プロシジャ内で作成した変数を、レポートに指定してみます。

実行結果はこんな感じです！

予め作成しておいたプロシジャ(sample.fex)が先に読み込まれますので、
毎回変数を作成しなくても、このように変数名を指定しておくだけで安心です！👍

ぜひみなさんも「site.wfs」を使いこなして、快適なレポート作成をお楽しみください！

さて次回は「回答したアンケートってどうなってるの？サポセンの裏側を徹底解説！」です！
ついにサポセンの裏側が明かされます！ぜひお楽しみに！