サポートセンターからの回答でよく聞く「CARファイル」って?
皆さん、こんんちは!
株式会社アシストでWebFOCUSのサポートを担当しています齋藤です。
日頃、サポートセンターをご利用頂いているお客様には、「CARファイル」と呼ばれる
サンプルデータを基に回答を差し上げる機会があると思います。
この「CARファイル」ってナニモノ…?と感じた方もいらっしゃるのではないかと思い、
今回の記事はコチラです!
サポートセンターからの回答でよく聞く「CARファイル」って?
この「CARファイル」とは…
我々がサンプルアプリケーションをご紹介する際や、エラー発生時の解消方法など、お客様へ手順や修正
箇所をお伝えする際によく使用しているサンプルデータであり、WebFOCUS側で用意されているサンプルです。
◆ CARファイルのデータイメージ
※ 上記イメージはWebコンソールから[car.mas]の[サンプルデータ]を表示した結果です
今回の記事では、このサンプルデータの作成方法と格納されているデータについてご紹介していきます。
実はCARファイル以外にも様々なサンプルデータが用意されていますので、テスト時やApp Studioでの
開発方法を学ぶ際などにとても便利です!
◆サンプルデータの作成手順
1.Webコンソール(http://WebFOCUSサーバ:8121)へ管理者ユーザでアクセスします。
2.下記の画像を参考に[アプリケーション]タブから[チュートリアル]を選択します。
3.ドロップダウンリストから[レガシーサンプルテーブルとファイルの作成]を選択し[作成]をクリックします。
このタイミングで指定したアプリケーションディレクトリ配下にWebFOCUSの文字コード(SJIS、UTF8)に
あわせたサンプルデータが複数作成されます。
上記手順では [ ibi\apps\ibisamp ] フォルダ配下にサンプルデータが作成されますが、
[アプリケーション] の指定を変更することで任意のアプリケーションディレクトリに作成することが可能です。
また、「CARファイル」と呼んでいるサンプルデータは[car.mas]および[car.foc]から成り立っており、
CARファイル以外にも様々なサンプルファイルが作成されますので、是非確認してみてください!
また、上記手順でサンプルファイルを作成した場合、データだけではなく[carinst.fex]等のプロシジャも
同時に作成されますので、データだけではなくプロシジャのサンプルを確認したい場合に便利です!
ちなみにですが…
このサンプルファイルってどのような時に役立つの?と疑問に思う方もいるかもしれません。
サポートセンターでは、単にテスト時に使用する他、エラー発生時の切り分け調査に役立っています!
例えば…
事象)
リクエストを実行するとエージェントクラッシュ(異常終了)が発生する
調査パターン1)
リクエストをCARファイルに置き換えて実行すると発生しなくなる
調査パターン2)
リクエストをCARファイルに置き換えてもエージェントクラッシュが発生する
上記のように切り分け調査に使用することが可能であり、実際のデータに依存した問題なのか、
パターン2のようにサンプルデータでも発生するならリクエスト自体の作りの問題なのか等を
切り分けることが可能です!
このようにサポートセンターから回答を差し上げる際はCARファイル等のサンプルファイルを基に
お伝えする場合がありますので、ご認識いただけると嬉しいです!
次回は「WebFOCUSで使えるJavaScript関数」について公開予定です!
HTML作成における便利機能の紹介なのでお楽しみに~♪
<この記事をかいた人>
株式会社アシスト DX推進技術本部データ活用技術統括部 齋藤 昇太
入社歴 : 2015年新卒入社、7年間 WebFOCUS のサポートを専任
趣味 : プロ野球観戦(日ハムファン)、Apex(マスターランク達成!)
ひとこと : 「こんな記事が欲しい」というご要望お待ちしてまーす!