ログ活用サンプル
概要
WebFOCUSが出力するログファイルや、Resource Analyzer 機能を用いて取得した利用状況のデータを参照して、以下4つの情報を取得できるサンプルコンテンツを提供しています。
- Jscom3の稼働状況
- ログに紐づくリクエスト数
- 長時間リクエスト数
- ワークスペースごとのリクエスト数
*1 サンプルコンテンツが動作するWebFOCUS環境の要件は以下の通りとなります。
OS:Windows
文字コード:UTF-8
*2 サンプルコンテンツが動作するには、Resource Analyzer 機能をご利用いただいている必要がございます。また本日分のリクエストを含めて確認したい場合には、Resource Analyzer のアーカイブ処理を実施しておく必要があります。
*3 WebFOCUS 9.0.3 にて動作確認したサンプルコンテンツとなります。
利用方法
手順1 サンプルコンテンツをダウンロード
手順2 サンプルコンテンツをWebFOCUSにインポート
以下ページの[関連資料のダウンロード]から[変更管理]資料をダウンロードして、「変更管理パッケージのインポート」の章を参考にサンプルコンテンツをWebFOCUSにインポートします。
WebFOCUS knowledge base
コンテンツ管理:https://wfp.ashisuto.co.jp/service/contents/lecture2/managers-lecture2/wf-863/
手順3 アプリケーションパスに「logana」を追加
WebFOCUS Hub>アプリケーションディレクトリ>[管理]ボタン>[アプリケーションパス]をクリックし、[利用可能なアプリケーション]内の「logana」を[アプリケーションパス]内の末尾にドラッグアンドドロップして、画面右下の[保存]ボタンをクリックします。
手順4 「LOG活用サンプル」画面を起動する
管理者ユーザーでWebFOCUSにログインした状態で、以下のURLを実行します。
http://<IPアドレス または ホスト名>/ibi_apps/WFServlet?IBIF_ex=menu
各レポートについて
Jscom3の稼働状況
Javaサービス(jscom3.exe)の同時起動数を時間ごとに把握できます。また縦棒グラフをクリックしてドリルダウンすることで、各Javaサービスの同時起動数や処理内容を確認することができます。
Javaサービスを多く利用している時間帯や、同時起動数の平均を把握することで、JVMチューニングに役立てることができます。
[フィルタ値]に入力するパラメータ
- PATH:ログファイル「edaprint.log」の物理パス
(例:C:\ibi\srv90\wfs\edaprint.log)
ドリルダウン後のレポートや edaprint.log の見方
- 「cmrpipXXXXXX」は1つの処理ごと割り振られる番号となります
- Javaサービスが起動すると、edaprint.log に「connected cmrpipXXXXXX to java server JSS,」の文字列が出力されます
- 1つの処理が終了すると、edaprint.log に「disconnect cmrpipXXXXXX」の文字列が出力されます
- 処理を実行しているユーザー名やグループ名は、edaprint.log の「u=<ユーザー名>」や「g=<所属グループ1>;<所属グループ2>;…」から確認できます
ログに紐づくリクエスト数
1日の中でリクエスト数の多い時間帯(ピークタイム)を把握できます。また縦棒グラフをクリックしてドリルダウンすることで、各リクエストごとのプロシジャや実行ユーザーID、レスポンス時間などを詳細に確認することができます。
ピークタイムに多く実行しているプロシジャ・実行ユーザーIDを把握することで、WebFOCUSの活用状況の改善や利用推進に役立てることができます。
[フィルタ値]に入力するパラメータ
- PATH:ログファイル「monitor.log」の物理パス
(例:C:\ibi\webfocus90\logs\monitor.log)
長時間リクエスト数
長時間実行されているリクエスト数を日付ごとに把握できます。また縦棒グラフをクリックしてドリルダウンすることで、各実行ユーザーIDごとの長時間リクエスト数や、実行されているプロシジャごとのレスポンス時間などを詳細に確認することができます。
頻繁に長時間リクエストを実行している実行ユーザーIDやプロシジャを特定することで、レスポンスのボトルネックを把握し改善することに役立てることができます。
[フィルタ値]に入力するパラメータ
- START_DATE_YYYYMMDD:検索対象期間の開始日時
(例:20220101) - START_DATE_YYYYMMDD:検索対象期間の開始日時
(例:20221231) - SECONDS:長時間とみなす秒数
(30秒以上を長時間とみなす例:30)
検索の対象外としているリクエスト
- アプリケーションフォルダ配下のプロシジャを実行した場合のリクエスト
ワークスペースごとのリクエスト数
ワークスペースごとのリクエスト数を年月ごとに把握することができます。またレポートのハイパーリンクをクリックしてドリルダウンすることで、日付ごと・プロシジャごとのリクエスト数、また各リクエストの実行ユーザーIDやレスポンス時間などを詳細に確認することができます。
ワークスペースごと・日付ごと・プロシジャごとのリクエスト数を確認することで、新規開発したアプリケーションの利用状況や利用頻度の推移を把握し、WebFOCUSの活用状況の改善や利用推進に役立てることができます。
検索の対象外としているリクエスト
- DesignerやApp Studio、テキストエディタから実行した場合のリクエスト
- アプリケーションフォルダ配下のプロシジャを実行した場合のリクエスト
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すべての個別環境にて動作することを想定していませんので、実装する実環境において、十分な動作確認をいただくことを推奨します。
また、システム環境の設定変更や導入製品のバージョンアップを実施した場合などの非互換については考慮されていません。
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