リソースツリー(8.2.01)互換!? ワークベンチ機能
バージョン8.2.01のポータル機能で提供されていたリソースツリー機能
バージョン8.2.06以前の「BIポータル」では「リソースツリー」という機能が提供されていました。
バージョン8.2.06の「デザイナポータル」からは「リソースツリー」機能の提供はなくなり、バージョン8.2.06では「エクスプローラ」、バージョン8.2.07では「ワークスペース」が、後継機能として提供されるようになりました。
バージョン8.2.01以前の「リソースツリー」と、バージョン8.2.06以降の「エクスプローラ・ワークスペース」で大きく異なる点は、「リソースツリー(8.2.01)」は、左側のツリーペインに「フォルダ以下のアイテム」も含めて、すべて表示されますが、「エクスプローラ(8.2.07)・ワークスペース(8.2.06)」は、左側のツリーペインに「フォルダ階層」までが表示され、選択したフォルダ内の「アイテム」が、右側の表示ペインに表示されます。
また、「リソースツリー(8.2.01)」に関しては、左側ペインからレポート等を実行すると、実行結果を「新規ウィンドウ」内で表示するのか、右側ペイン内の「パネル」内へ表示するのかを、ポータルへ設定することができました。「エクスプローラ(8.2.07)・ワークスペース(8.2.06)」では、レポート等を実行すると、同一画面内へポップアップ表示する「ビューア」か、新規ウィンドウへ表示する「新規ウィンドウ」での実行が選択できるようになりました。
「ビューア」での実行イメージ
同一ウィンドウ内へポップアップされて実行結果が表示されます。元の画面へレイヤーが重ねてあるだけですので、閉じると元の画面が表示されます。
以前の「リソースツリー(8.2.01)」とパネルを組み合わせたような「左側にファイルの一覧」「右側に実行結果を表示」といった利用方法は、「エクスプローラ(8.2.07)・ワークスペース(8.2.06)」では利用できなくなっていました。
そこで、8.2.07より、「ワークベンチ」が登場しました。この機能を使用すると「左側にファイルの一覧」「右側に実行結果を表示」といった利用ができるようになります。「リソースツリー(8.2.01)」と同等の機能を提供するというわけではありませんが、手軽にファイルの一覧から選択・実行し、右側へ表示するということが可能となりました。
ワークベンチ利用イメージ
「ワークベンチ」テンプレートを用いてページを作成することで、ワークベンチ機能を利用することができるようになります。イメージは、「ワークベンチ」テンプレートで作成したページをポータルに組み込んだものです。
左側には、ログインしているユーザーの権限に応じて参照可能なフォルダやアイテムが表示されます。
左側のツリーを展開していくと、アイテムが表示されます。エクスプローラやワークスペースでは、フォルダまでしか表示されませんので、動作が異なります。
そのままアイテムをダブルクリックすると右側へ実行結果が表示されます。ここも、エクスプローラやワークスペースと動作が異なります。
アイテムを右クリックすると、メニューが表示されます。ダブルクリックすると、実行結果が右側の現在のタブへ実行結果が表示されますが「新規タブで実行」をクリックすると右側へ新しいタブが開かれて実行結果が表示されます。
ワークベンチ設定方法
ページ作成時のテンプレートから「WorkBench」を選択して、ページを作成します。
ページデザイナ上で、タイトルやサイズ等の調整を実施して、保存すれば、ワークベンチ機能が利用できるページができあがあります。
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