実行の裏側丸わかり!利用状況ログの機能教えます

2024年3月23日サポぶろぐ

みなさん、こんにちは!
株式会社アシスト北海道でWebFOCUSのサポートを担当しております鑓水(やりみず)です。

いつもサポぶろぐをご覧いただき、ありがとうございます😄

日々WebFOCUSをご利用いただく中で、レポートの開発や改修を進めたいとき、
こんな風に感じたことはありませんか?

「誰がどのレポートにアクセスしているか知りたい・・・」
「作成したレポートって、どれくらいの頻度で参照されているのだろう?」
「あのデータを使っている人はいるのだろうか」

                                …などなど

実は、WebFOCUSでもオプション機能を使用することで上記のようなご要望に沿う情報を
取得することができます。

作成したレポートが期待通り参照されている、または参照されていると思っていたレポートが
実は参照されていなかった等、実行の裏側が丸見え になるのでレポートの利用状況を確認する
にはぴったりですね!

今回は、そんなご要望を叶える機能 Resource Analyzer についてご紹介します!

Resource Analyzerとは??

WebFOCUSの利用状況を取得・蓄積・参照することができる機能です。
利用ユーザ、実行レポート、参照テーブル、サーバーリソース状況などの情報を取得し、
取得したログ情報を参照することができます。

<ログ情報から把握できること>
• 誰がいつどのリクエストを発行したか
• 特定の期間に発行されたリクエストはどれか
•どのデータソースが多くアクセスされていたか      など

※ 注意事項 ※
Resource Analyzer のご利用には、ライセンスが必要となります。
貴社のライセンスにて利用可能か不明な場合は、お手数ですが弊社担当までご確認ください。

Resource Analyzer の活用場面

Resource Analyzerは、アクセスログ管理パフォーマンス解析ツールとして機能します。

これらの機能によって、ユーザの利用動向を探るためのアクセスログ情報やパフォーマンスなどの
性能情報が収集できるため、以下のような課題解決に活用できます。

そして、上記のような課題解決により、システム安全性の向上 および サービス品質の向上 を図ることができます!

実際に使ってみよう!

それでは、実際の画面を参考に以下2つの操作について見ていきましょう!

①Resource Analyzerの構成手順
②ログの確認方法

<事前に準備しておくこと>
Resource Analyzerでは、取得したアクセスログをリポジトリDBに書き込む際にアダプタを使用します。
そのため、リポジトリDBにログを蓄積する場合は、事前にアダプタを作成しておく必要があります。

①Resource Analyzerの構成手順

1)Webコンソール(http://サーバ名:8121/)に管理者ユーザでログインします。

2)画面右上の [ツール] より [リソース管理] をクリックします。

3)画面左上の[構成]をクリックします。

4)[Resource Analyzer]にチェックを入れ、 [リソース管理の構成] 画面にて
 任意の値を指定したら、画面右下の [構成] をクリックします。

【リポジトリの設定】サーバ名の指定やログを格納するDBの設定を行います。
サーバ名    :Resource Analyzerのログを取得するサーバの名前を一意で指定します。
リポジトリ   :ログを格納する場所を指定します。DBに情報を格納する場合は「リレーショナル」を選択します。
データアダプタ :ログの蓄積などDBへ接続する際に使用するアダプタを選択します。
リポジトリの作成:Resource Analyzerで使用するためのテーブルをDBに作成するかどうかの指定です。
オーナ/スキーマ :Resource Analyzerのログを格納するスキーマを指定します。

【構成設定】どのプロシジャを対象にログを取得するか等、取得するログのレベル感を設定します
データリクエストモニタ       :すべてのリクエストをモニタするかどうかの指定です。
プロシジャリクエストモニタ     :モニタ対象となるプロシジャのタイプを選択します。
WebFOCUSシステムプロシジャモニタ :内部プロシジャをモニタするかどうかの指定です。
すべてのアプリケーションを表示   :アプリケーションディレクトリノードにすべてのアプリケーションを表示するか、
                   APP PATH内のアプリケーションのみを表示するかの指定です。

5)[モニタ状況] にて有効となっていれば、構成は完了です。

②ログの確認方法

<レポートの実行>
【実行したユーザ】yarimizu
【実行したプロシジャ】
 ▽ carinst:2回実行                          ▽ cargraph:1回実行

ユーザ「yarimizu」で、合計3回のレポートを実行しました。

それでは、実際に Resource Analyzer で情報が取得できるのかを見ていきましょう!

<Resource Analyzerのログ確認方法>
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まずはどのプロシジャが実行されたかを確認していきたいと思います!

1)Webコンソール(http://サーバ名:8121/)に管理者ユーザでログインします。

2)画面右上の[リソース管理]をクリックします。

3)画面左の[リソース管理]-[レポート]-[Resource Analyzer]配下の[使用状況分析]-[プロシジャ]をクリックして展開します。

4)[使用頻度]を右クリックして実行後、該当の日付範囲を指定して[レポートの表示]をクリックすると、
以下のようなレポートが出力されます。

⇒ carinst2回、cargraph1回となっており、先ほど実行した処理と一致しますね!

次にどのユーザが実行したかをみていきます!

5)ユーザ単位のログを確認したいので、[使用状況分析]-[ユーザ名]配下の[使用頻度]を右クリックします。

6)実行をクリックした後、先ほどと同様に日付範囲を指定して実行すると以下のようなレポートが出力されます。

⇒ ユーザ「yarimizu」が3回実行したとわかりますね!

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みなさん、いかがでしたでしょうか?
このように Resource Analyzerを使うことで、WebFOCUSの利用状況を参照することができるんです!👀

なお、今回ご紹介したログの確認方法は一例で、Resource Analyzerでは実行されたプロシジャやユーザ以外にも
いろいろな観点から利用状況を参照することができるので、気になった方はぜひ一度確認してみてください!

本ブログを通して、少しでも Resource Analyzer について知っていただけたら嬉しいです。

それでは、次回のサポぶろぐもお楽しみに~!!

<この記事をかいた人>
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株式会社アシスト北海道 テクニカルサポート部情報基盤1課  鑓水 美希
入社歴 : 2020年新卒入社、約1年間 WebFOCUS のサポートを専任
趣味     : ドラマ・映画鑑賞、音楽(ピアノ/クラリネット)
ひとこと : 数年ぶりに打ち上げ花火を見て、夏を感じました🎆
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