ドリルダウンとは?

2024年3月23日いまさら聞けないWebFOCUS

かにくん

フォービーパイセン!
最近、トン部長からドリルダウンを学んで来いって言われて工事現場でアルバイトを始めたんすよ。
見てください、この筋肉!!はさみがパンパンっす!!!

フォービー先輩

え?なんで工事現場でアルバイトを? 筋肉は凄いけど、、、

かにくん

ドリルダウンをマスターするために決まっているじゃないすか!
ドリル使って穴を掘る、もう完璧っす!

フォービー先輩

かにくん、、、 君は天然なのかな?
ドリルダウンていうのは検索結果をより絞り込むための操作のことだよ。

かにくん

え、、、?じゃあ僕の努力は、、、

フォービー先輩

残念だけど、、、

かにくん

そんな、、、 じゃ、こんな大きいハサミ要らないすね、小さくするっす!
それより明日、トン部長に状況報告しなくちゃいけないんだった!
フォービーパイセンやばいっす! 助けてください!!

フォービー先輩

変幻自在なんだね、ハサミって、、、

ドリルダウンていうのは集計項目を概要から詳細へ掘り下げて分析する手法のことだよ。例として分かりやすいのは、「国」レベルの情報から「都市」レベルの情報へ遷移することかな!

反対に、詳細から概要へ遷移するやり方をドリルアップって言うんだ。

かにくん

なるほどっす。
甲殻類別(エビ、カニ、ヤドカリ)の売上からカニ別(ワタリガニ、タラバガニ)の売上に絞り込むみたいな感じすね!
これってWebFOCUSで実装できるんすか?

フォービー先輩

もちろん出来るよ!
一般的なBI製品にもあるようなデータベースの階層構造からドリルダウンを設定する機能だけでなく、レポート←→グラフへの遷移やExcel出力といった珍しいドリルダウン設定も行えるんだ。

かにくん

ふむふむ、その辺を詳しくお聞かせ願いたいっす!

フォービー先輩

一般的に認識されているドリルダウンだと、クリックした値で一つ下の階層が同じレイアウトで出力されるイメージなのね。
イメージはこんな感じ↓
ちなみにこれはWebFOCUSでは「オートドリルダウン」ていう機能で、階層を定義していればワンクリックで実装が可能なんだ。

フォービー先輩

それがWebFOCUSだとレイアウトを変えたり、レポート→グラフに遷移させたり、Excelに出力させたり等、自由度高く遷移先を設定することができるんだ。それも1つだけでなく複数の遷移先を設定できるんだ。これはWebFOCUS独自の機能だね! (●´ิ∀´ิ●)ドヤァ

かにくん

ほえー! WebFOCUSすごいっすね!
じゃあじゃあ、オートドリルダウンは階層定義を元に遷移するとして、グラフに遷移させたりとかレイアウトを変更したレポートへ遷移させたりとかはどうやって設定するんすか?

フォービー先輩

他のレポートやグラフへのリンクをパラメータと一緒に設定するだけだよ!
データソースの繋がりの無いレポートやグラフへの遷移も実装することができるから様々な情報を遷移先で提供することができるんだ。
ちなみに、外部システムとの連携も実装できるよ。例えば、社員番号からその人の勤怠システムへパラメータを渡してアクセスしたりとかね!
 

かにくん

なるほど!
てことは開発者は遷移元(概要)のレポートだけじゃなく、遷移先(詳細)のレポートも作らなきゃいけないてことっすよね?大変そうだ、、、

フォービー先輩

うんうん、確かにそう感じるよね。でもWebFOCUSにはさっき言ったオートドリルダウン(階層定義を元に自動でドリルダウンを設定する機能)も備わっているから、手間をかけずに実装することもできるよ!

ここで大事なのは「使い分ける」こと!!

地区名→都道府県のような階層を元にドリルダウンする場合には、オートドリルダウン。
業務の目的に合わせたシナリオに沿って遷移する場合には、ドリルダウン。

こんな風に使い分ければ、ユーザーの「いつもの形」を簡単に提供したり、意思決定に必要な情報を効果的に取得するシナリオをデザインすることができるんだ!

かにくん

たしかに🦀、それだと開発者の工数削減もユーザーの使い勝手の良さも、両方実現できるっすね!
それに、WebFOCUSは短時間で複雑なレポートを作れる特徴があるってこの前の体験セミナーで習ったんでした。パイセンの話を聞いてたら思い出したっす!

フォービー先輩

体験セミナーで開発生産性の良さを体験できたんだね、良かった良かった!

ちなみによく似た機能で「ドリルスルー」っていう機能もあるんだ。ドリルスルーは選択した項目の明細データを表示する機能のことなんだけど、そのドリルスルーを実装して上手にデータ活用している会社の事例があるから紹介だけしとくね!

~~~KDDI様事例~~~
「操作性が向上しただけでなく、快適なパフォーマンスで感覚的にレポート作成できるなど、ユーザーに優しい仕組みになったと現場からは好評です。従来のシステムでは実現できなかった明細情報へのドリルスルーもWebFOCUSで可能になり、情報系システムそのものの利用率が以前に比べて格段に向上しています。加えて、これまでは見ることができなかったグループ全体の連結データや業務データを横断的に俯瞰して見ることもできるようになりました。今後は戦略的な業務データ活用を実践する「攻め」の業務へのシフトを加速していきます。」
(引用:https://www.ashisuto.co.jp/case/industry/telecommunication/kddi_wf_2020.html)

かにくん

ありがとうございます、なんとなく分かった気がするっす!頂いたアドバイスを元にトン部長に報告してくるっす!
フォービーパイセン、なんでも知っていてマジ超カッケーっす!!

フォービー先輩

いやまあそんなことはあるかな~
今じゃこんなに太っちゃったけど、昔は腹筋割れるくらいWebFOCUSを知るために四六時中勉強したんだよ。

かにくん

パイセンにもそんな時代があったんすね、、、
僕もシックスパック目指すっす!
アドバイスいっぱいくれてありがとうございました!
やる気が滾ってくるぜ~~!!

参考資料
WebFOCUS機能一覧
KDDI様事例
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