シノニムの作り方

2024年3月23日はじめてのWebFOCUS

このコンテンツでは、WebFOCUSがデータソースにアクセスするために必要なシノニム(メタデータ情報)を作成する方法をご紹介しています。

必要ライセンスWebFOCUS Reporting Server制約事項特になし
カテゴリメタデータ管理動作確認バージョン8.2.06

シノニムを作ってみよう

WebFOCUSからデータソース参照を実行する際に、テーブルの項目名やデータ型、長さなどの情報を格納したWebFOCUS独自のメタデータを経由してアクセスします。

データベースにはない項目を作成したり、テーブル同士を結合したり、異なるデータソースへ同時にアクセスしたりと、メタデータを利用して様々なデータソースへアクセスすることができます。

どんなデータソースにアクセスできるの?

データベースやDWH製品、ERP製品、Excelファイル、Webサービスなど様々なデータソースへアクセスできるデータアダプタを提供しています。

WebFOCUS製品サイト: データソース一覧

データソースにはどうやってアクセスするの?

接続したいデータソースに対応した「データアダプタ」を構成じてしてデータソースに接続します。

※データアダプタを使用してデータソースに接続する際は、接続用のミドルウェアを別途準備する必要があります。
例) Oracle:Oracle Client、PostgreSQL:JDBCドライバなど

データアダプタはWebコンソールから構成します。

Webコンソールへアクセスする

Webコンソールへアクセスする最も簡単な方法

  • WebFOCUSが導入されているサーバの「ホスト名」か「IPアドレス」を調べる
  • WebブラウザからURLを入力する

http://ホスト名 or IPアドレス:8121

ホスト名かIPアドレスの後ろにポート番号を付けてアクセスする(ポート番号:8121)
※標準的な設定ではアクセスできますが、環境によってはアクセスできないことがあります。

ログインする

ログイン画面

ユーザIDとパスワードは、管理者へお問い合わせください。

[ログイン] ボタンをクリックしてログインします。

データアダプタの構成

アダプタの構成画面の表示

Webコンソール左のボタンメニューから「データに接続」を選択し、「アダプタの構成」画面を表示します。

新規データソースの設定

アダプタの構成画面から「新規データソース」を選択し、データアダプタを構成したいデータソースを選択します。

データソースの選択

使用したいデータアダプタを選択します。

構成可能なデータアダプタはライセンスにて規定されたデータアダプタのみです。

データアダプタの構成

データアダプタを構成するためには、選択したデータソース毎に必要となる接続情報(接続パラメータ)の入力が必要です。
接続パラメータの入力ができたら、「構成」ボタンからデータアダプタを構成します。

接続パラメータは、接続するデータソースや使用する接続用ミドルウェアの種類によって異なります。データアダプタを構成したいデータソースの接続パラメータをご確認ください。

構成したデータアダプタの確認

構成したデータアダプタを右クリックして表示される「テスト」機能を使用することで構成の確認を行うことができます。

データアクセスエラーが表示されなければデータアダプタの構成は成功です。
エラーが表示される場合は、接続パラメータに誤りがないか確認してください。

シノニムの作成

アプリケーション画面の表示

Webコンソール左のボタンメニューから「アプリケーション」を選択し、「アプリケーション」画面を表示します。

アプリケーションディレクトリの作成

シノニムを保存するためのアプリケーションディレクトリを作成します。
アプリケーション画面から、「新規」ボタンから「アプリケーションディレクトリ」を選択します。

アプリケーション名を入力し「OK 」ボタンを押下します。

作成したアプリケーションディレクトリを使用するためにはアプリケーションパスの登録が
必要です。
Webコンソール画面から作成する場合は、初期設定でアプリケーションパスの登録も行われます。

シノニムの作成

アプリケーション画面でシノニムを保存したいアプリケーションディレクトリを選択し、右クリックメニューから「新規」ー 「シノニム」を選択します。

シノニムを作成したいデータアダプタを選択すると、選択したデータアダプタから利用可能なオブジェクトの一覧が右側のパネルに表示されます。
表示されたオブジェクトの一覧の中からシノニムを作成したいオブジェクトのチェックボックスにチェックを付け、「実行」ボタンを押下してシノニムを作成します。

作成したシノニムはレポート作成時に使いまわしができます。
利用したテーブルを追加したい場合や既存のシノニムに変更があった場合に、シノニムの作成、および、上書きを行ってください。

サンプルデータの確認

作成したシノニムからサンプルデータの出力を確認します。
アプリケーション画面から、シノニムを保存した アプリケーションディレクトリ を選択し、表示されたシノニムの右クリックメニューから「サンプルデータ」を選択します。

作成したシノニムに問題がない場合は、サンプルデータが出力されます。