AWS S3 をドライブリポジトリとして使ってみた
WebFOCUSの外部リポジトリとして AWS S3 を使用することで、アプリケーションディレクトリとしてクラウドストレージを利用することができます。
今回は、AWS S3アダプタを使用して、AWS S3 ドライブリポジトリを構成してみました。
AWS S3 ドライブリポジトリを構成するにあたり、以下を事前にご準備ください。
- Amazon キーベースのアクセス コントロールで使用される AWS アクセスキー
- Amazon キーベースのアクセス コントロールで使用される AWS シークレットアクセスキー
必要ライセンス | TIBCO WebFOCUS | 制約事項 | |
カテゴリ | データアダプタ | 動作確認バージョン | 9.0.2 |
WebFOCUSデータアダプタを設定する
WebFOCUS Hub にログインし、「アプリケーションディレクトリ」アイコンを選択
「アプリケーションディレクトリ」で「データの取得」をクリック
アダプタ一覧から「Amazon AWS S3」を選択
新規接続の「+」をクリックし、接続情報を入力
接続パラメータ | 説明 |
---|---|
接続名 | この特定の接続属性セットを識別するために使用される論理名 例)CON1 |
アクセスキーID | Amazon キーベースのアクセス コントロールで使用される AWS アクセスキー |
シークレットアクセスキー | Amazon キーベースのアクセス コントロールで使用される AWS シークレット アクセスキー |
パケット名 | この接続に割り当てられた AWS リージョンと Amazon S3 バケット名 例)リージョン/バケット |
「テスト」で接続確認を行い、Access Permissionsが「FullControl」となっていることを確認して「構成」
AWS S3 ドライブリポジトリ を構成する
「アプリケーションディレクトリ」の「管理」をクリックし、「外部リポジトリ」→「AWS S3 ドライブリポジトリ」→「既存接続へのリンク」を選択
作成した接続先を選択して「OK」
アプリケーション名に任意の名前をつけて「OK」
例)aws01
作成したアプリケーションディレクトリが表示されていることを確認
稼働確認
AWS S3 ドライブリポジトリで参照しているS3のバケットにExcelファイルをアップロード
「アプリケーションディレクトリ」でAWS S3 ドライブリポジトリのアプリケーションフォルダ内にExcelファイルがあることを確認できればOK
さらに、Excelファイルの検索ができるかを確認するために「データの取得」をクリック
アダプタ一覧から「Excel」を選択
AWS S3 ドライブリポジトリのアプリケーションフォルダ内のExcelファイルを選択して「OK」
シノニム保存先の「アプリケーションフォルダ」、ワークシートを選択して「追加」
シノニムが作成されているのを確認できれば完了
S3のバケットにアップロードされたファイルが、アプリケーションディレクトリ上からも参照できることを確認できました。
AWS S3 ドライブリポジトリ から作成したアプリケーションディレクトリは、通常のアプリケーションディレクトリと同じように操作が可能です。そのため、S3にアップロードしたExcelやCSVファイルをデータソースとして検索したり、レポートキャスターのスケジュールジョブ配信先としても利用が可能です。
本コンテンツの記載事項に関していかなる保証もいたしません。また、記載内容に起因する問題についても責任を負いかねます。
記載の技術情報およびプログラムは、情報作成時の環境において、初期動作のみ確認をしております。システム環境の設定変更や導入製品のバージョンアップを実施した場合などは考慮されていません。初期動作確認後、システム環境変更後の動作については、保証いたしませんので、ご了承ください。