アプリケーションディレクトリの作成単位について、ベストプラクティスの構成はどのようなものになりますか?

2024年3月23日テクニカルメモ

アプリケーションディレクトリは自由に構成できる分、
何を基準にして構成していけば良いか分からないよ・・・
誰か推奨の構成例とか教えてー!

この記事では、レクチャー項目の『コンテンツ管理』にてよくいただくご質問の一つである、
推奨のアプリケーションディレクトリの構成例は何か。」についてご紹介しています。

※ここで記載する内容はあくまで構成例の1つです。
 細かいニーズに合わせた構成のご相談等は別途担当技術までお問い合わせください。

概要

よくいただくご質問

WebFOCUS機能を幅広く使っていて、ユーザーには情報アプリケーションとセルフサービス機能のどちらも提供しています。

もちろんユーザー毎に作成したアプリケーションや画面を分けて提供したいですし、セルフサービス機能を使うユーザー毎でも検索させたいデータは変わってきます。

このような場合にアプリケーションディレクトリはどのように分けるとよろしいでしょうか。

上記の場合の推奨構成について以下にまとめます。

推奨構成

考え方

原則

原則1
ディレクトリ階層が深くなるほどWebFOCUSがシノニムを検索するのに時間がかかるためなるべく浅い階層で管理します。全て第1階層で管理するとディレクトリ構成におけるシノニム検索スピードは最大化されます。

原則2
情報アプリケーション用とセルフサービス機能用のシノニムは分けます。
基本的に、情報アプリケーション用のシノニムは管理者が管理しやすいように分け、セルフサービス機能で使用するシノニムは参照させたいグループ毎に分けるのが一般的です。

原則3
セルフサービス機能用に、参照させたいグループ毎に分けたアプリケーションディレクトリは、それぞれのグループが参照できるWebFOCUSのワークスペースに紐づけ参照制御します。
ワークスペースの推奨構成例については別の記事でご紹介予定です。

考える順番

原則を踏まえ、以下の様な順番で考えます。

  1. 情報アプリケーション用のディレクトリとセルフサービス機能用のディレクトリで2種類に分けます。
  2. 情報アプリケーションで使用するディレクトリに関しては管理者が管理しやすい分類でわけます。
    基本的に第1階層目で分けます。
    以下に分け方の例を提示します。
    1. 検索先のデータベース毎に分ける(ex. Oracle検索用, Postgresql検索用, など)
    2. 使用される業務毎に分ける(ex. 営業用, 経理用, など)
    3. システム毎に分ける(ex. 経理システム用, 売り上げダッシュボード用, など)
  3. セルフサービスを利用するユーザー(グループ)で検索させたいシノニム毎にディレクトリを分けます。
    基本的に第1階層目で分けます。

構成図例

まとめ

いかがでしたでしょうか。
アプリケーションディレクトリの分け方について参考になる内容があれば幸いです。

細かい分け方などはお客様の要件毎にも変わってくる部分がございますので、何かお困りの内容がございましたら弊社担当技術まで問い合わせていただければと思います。

ベストプラクティスが分かって安心したよ。
お客様の要件によって構成は変わってくるみたいだから、
構成例を考えるときにはアシストと相談しながら決めよう!