WebFOCUS Reporting Serverのプロセスの処理状況を確認しよう!

2024年3月23日テクニカルメモ

概要

WebFOCUS Reporting Server のコンソール画面(ワークスペースのデータサービスエージェント画面)を利用することで、データベースへの接続や、 WebFOCUS Reporting Server のプロセス(tscom3)の処理状況をリアルタイムに確認できます。

データエージェント画面イメージ

画像は、バージョン8.2.07.28のものです。

利用方法

  1. 以下のURLよりアクセスしてください。
    管理者権限を持つユーザでの操作が必要です。
http://hostname:8121/
  1. [ワークスペース]をクリックします。
  2. データサービスエージェント画面が表示されます。

※バージョン8.2.07.28以降では、WebFOCUSホームページから、[Management Hub] – [サーバワークスペース]からもアクセス可能です。

データサービスエージェント 主な項目の解説

列名説明
Tscomidデータサービスエージェントに関連付けられている識別番号です。
ステータスエージェントの現在のステータスです。
ステータスには、アイドルDBMS コール使用中中止クラッシュ停止開始があります。
セッションは、いったん接続されると、接続が切断されるまで「使用中」です。
「アイドル」は、エージェントが使用されておらず、フリーであることを示します。
「DBMS コール」は、データベースからの結果待ちです。
「使用中」は、レポートを生成していることを示します。
「中止」および「クラッシュ」は、プログラム (中止の場合) またはオペレーティングシステム (クラッシュの場合) により検出された致命的なソフトウェアエラーの結果生じる異常ステータスです。
「停止」および「開始」は、通常の一時的ステータスであり、そのままの意味を表します。
レスポンス時間サーバがリクエストを受信した瞬間から、そのリクエストが完了し、応答が返されるまでの時間です。
サーバ時間レスポンス時間から DBMS 処理時間を差し引いた時間です。
DBMS I/Oエージェントによって実行された外部 I/O 処理(SQLの結果レコード)の数です。
DBMS時間データベースでの処理時間 (秒) です。
プロセスIDエージェントに関連付けられた、オペレーティングシステム固有のプロセス識別番号です。

データエージェントにはこれ以外の項目もあります。表示するには[カラムの選択]メニューをクリックして必要な項目を追加してください。

データサービスの統計情報

※データサービスのプロパティから[統計]を見ることで、サービスを起動してからの情報を参照することができます。例えば、「ピーク時のエージェント数」であったり「平均レスポンス時間」等です。