データアダプタを利用者や用途によって使い分ける方法

2024年3月23日テクニカルメモ

セルフサービス利用ユーザーや開発者ごとにアクセスできるデータに制限をかけたいんだ。。。
データアップロード機能もあるけど、使えるデータアダプタも制限したいな。。。
そんなことってできるかな?

WebFOCUSバージョン
8.2.07.28, 9.0.0

データアダプタを使いわける方法

データアダプタをわけるには以下2つの方法があります。

方法1 データアダプタを開発者または開発者が所属するグループごとに指定

方法2 シノニムが含まれるアプリケーションディレクトリの参照制限を開発者または開発者が所属するグループごとに指定

WebFOCUSのシノニムには、該当シノニムが使用するデータアダプタが指定されており、方法2は「ディレクトリのシノニムが参照できない = シノニムが使用するデータアダプタが使用できない」という動作となります。

実装方式

ユーザーや用途によって実装方式を検討します。

① セルフサービスユーザー向け

対象ライセンス TIBCO WebFOCUS、WebFOCUS EVO

推奨 ワークスペースに任意アプリケーションディレクトリを紐づけ

方法 方法2を利用

② 開発者向け

対象ライセンス TIBCO WebFOCUS、WebFOCUS EVO、Reporting Server(拡張ライセンス含む)

推奨 Reporting Serverのアクセスコントールを使用

方法 方法2を利用

③ データアップロード機能

対象ライセンス TIBCO WebFOCUS、WebFOCUS EVO、Reporting Server(拡張ライセンス含む)

推奨 ユーザー/グループプロファイルを使用

方法 方法1を利用

実装方式の検討

上記を参考に実装方式を検討します。
なお、お客様のご要件によっては、別の方式や複数の方式の組み合わせでの実装もございますので、ご要件がございましたら一度WebFOCUS担当技術までお問い合わせください。

ユーザーや用途に応じてデータアダプタをわけることができるみたいで安心したよ。
とはいえ、お客様の要件によって最適な方式は変わるみたいだから、アシストと相談しながら最適な方式を考えよう!